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You back up but you don't give up.

 音速の壁を破ったことで知られるチャック・イェーガー。彼は第二次世界大戦でのエースパイロットとしても知られています。イェーガーは、いかにしてドッグファイトに勝つのかという問いにこう答えています。

旋回のことすら考えるな。ただ頭か身体を旋回し、飛行機をついて来させるだけだ。狙いを定めたら、その位置に弾丸を放て。

 あぁニュータイプ。さて、本題。イェーガーの格言です。

You do what you can for as long as you can, and when you finally can't, you do the next best thing. You back up but you don't give up.

 意味としては「まずは、できる限りのことをやりなさい。それでもだめになったら、その次にできる限りのことをするのです。バックアップしなさい。でも、ギブアップしてはならない」という感じでしょうか。


リスク管理の重要さ
 これはリスク管理の重要さを説いていると感じました。Wikipediaのリスクの項目によると、

リスク (risk) の定義にはさまざまあるが、一般的には、「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」と理解されている。

日本語ではハザード (hazard) とともに"危険性"などと言われることもあるが、ハザードは潜在的に危険の原因となりうるものすべてをいい、リスクは実際にそれが起こって現実の危険となる可能性を組み合わせた概念である。ゆえにハザードがあるとしてもそれがまず起こりえないような事象であればリスクは低く、一方確率は低いとしても起こった場合の結果が甚大であれば、リスクは高いということになる。

と書かれています。

 ですから、リスク管理とは「問題発生の可能性を管理する」という意味になります。そのためリスク管理は問題発生の事前に行われるものです。例えば、以下のようなものがあげられます。

回避 : 問題の原因を排除する (その製品を使わない)
抑止 : 問題の発生を抑える手法を用意する (その製品の独自マニュアルを用意する)
軽減 : 問題発生後の影響を抑える (代替製品を用意しておく)
移転 : 問題対応を外部化する (専門会社に管理を委託する)
分散 : 問題発生してもフェイルオーバーできるようにする (別の製品でおなじことをしておく)


リスクを定義できないパターン
 で、そもそも重要なのは「リスクを正しく定義する能力」です。リスクへの対応する能力があってもリスクを正しく定義する能力がなければ意味がありません。リスクを定義できないパターンをちょっと考えてみたのですが、以下のような感じでしょか。

無知の無知 : リスクにまったく気づかない
他責 : あなたが考えれることだ/あなたの言うとおりにやる/教科書どおりにやる
期待 : ま、なんとかなるだろう(そして、なんともならない)
曖昧 : リスクがある感じはするけど整理しない
無視 : リスクが報告されているのに対応しない

 あえて「無知の無知」としたのは「無知の知(知らないというリスクを分かっている)」であれば、ちゃんとしたリスク対策が取れるからです。他責や無視はひどいとしても、期待や曖昧というのは誰もが陥りがちなポイントです(僕自身も)。

 リスクは見ようとする努力すれば必ず対応できます。たまにリスク管理をネガティブに捉えている人がいます。リスク管理を「できない理由を見つけている」というように捉えているようです。でも、そんなことはありません。リスク管理はこれからの未来を正しく見つめて成し遂げるために行われるものです。

 イェーガーぐらいのニュータイプでも"next best thing"を常に考えているのです。凡人が考えすぎていけないことはないでしょう。

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2007年04月05日 20:45に投稿されたエントリーのページです。

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