« 運用の仕事はボタンを押すことではない | メイン | [JSUG]第7回勉強会(12/7):「Spring2.5」 »

テクノロジーとデザインの境界線があいまいなもの

 Web2.0 Expoでベスト講演をあげるとすればチームラボの猪子さんによる「インターフェースデザインのイノベーション(テクノロジーとデザインの境界線があいまいなもの)」です。これはヤバイ。

 以下、サマリ。

サーチやマッチングというテクノロジーがあるおかげで、Webにある情報はサイト内外の情報を動的に再編集して構成されるようになった。だから、そのリンク構造も動的。当然、サイトマップやきれいな階層構造なんて存在しない。

サイトの構造が動的なんだから、インターフェースも当然、動的だよね。逆にインターフェースが構造の動的さを引き出して魅力を出さなきゃいけない。

テクノロジー(構造)とインターフェースは切り離して考えることなんてできない。一体なんだよ。

いえーい!も、マイナビバイトも、SAGOOLも、Laboo!も、そうやって作った。

これって「インターフェースの革新の本流」。すごい西洋的。iPahoneはすごいけど、やっぱり「目的を達成するための行為を革新した」って感じ。

でもね、日本って違うんだよ。

「New Value in Behavior」 目的のためにあるはずの行為自体に全く別の価値を

お茶もそう。お茶のおいしさなんてどっかにいって、いかにカッコよくお茶をいれるかってことが大事になっている。

マリオもそう。誰もピーチ姫救うことなんて考えてプレイしてない。マリオが動くことが楽しい。

日本人は、行為そのものに価値を見出す

で、au design projectでactfaceっていうケータイを作ってみた。

PLAY。使っていくこと自体が楽しい。ケータイを使うことが物語をプレイすることになる。町が育って、様々な出来事がおきる。

Rhythm。触っていること自体が気持ちいい。ケータイを普通に操作することがリズムであると勝手に価値を与えて水墨画の世界を描く。

こんなことを続けたい。


 もうね、すごいなぁと。いえーい!で、地図を開いてからMAP TOOLの「エリアを囲って拡大」とか、やられたなぁって感じ。価格帯分布も。これらの情報がWebをクローリングして不動産情報らしきものを蓄積しているっていうから驚き。
 SAGOOLだと、検索結果画面で文字をなぞって反転させると、自動的に検索が行われます。ケータイもau design projectのサイトからコンセプトムービーがダウンロードできるので見てください。かっちょいいです。


 もう、これはただのインターフェースの領域を超えていて、構造そのものを染み出させたと言った方がいい感じ。僕の中では「現象としてのアーキテクチャ」に書いたのにもすごく通じる。こういう仕事がしてみたいと切に願うものです。藤井さん、ナイスチョイス。

 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.arclamp.jp/mt33/mt-tracback.cgi/2403

コメント (3)

tanahashi:

このエントリーにびびっときたので、昨夜書いた「動きが意味を生成することと茶の湯における作法の関係に関するメモ」というエントリーに追記しました。

http://gitanez.seesaa.net/article/67680446.html

なぜかトラックバックがうまく飛ばなかったので、手動で。

はじめまして。
チームラボの高須と申します。

リニューアルされたはてなブックマークの検索でこのブログを拝見しました。

猪子の講演や、チームラボのものづくりについて評価いただいて、ありがとうございます。

自分たちもspringには毎日お世話になっています。ありがとうございます。

もしも、弊社オフィスにいらしたことがないのであれば、ぜひ近くにお寄りの際に遊びに来てください。

yusukeです。返事がものすごく遅くなりすみません。
高須さん、コメントありがとうございます。はい、ぜひ一度あそびに行かせてくださいませ!

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年11月16日 23:28に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「運用の仕事はボタンを押すことではない」です。

次の投稿は「[JSUG]第7回勉強会(12/7):「Spring2.5」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type