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不揃いなシステム

 お久しぶりです。新会社への参画、事業の立ち上げ、プロジェクトなど、さまざまあってBlogをずっとさぼっておりましたが、この不況のおかげで時間が取れるようになってきましたので(w、ゆるゆるとリハビリを。

 Blogを書く暇がない間も日経SYSTEMSのコラム「ITアーキテクトの視点」だけはやらせていただいており、もう18か月になります。雑誌ですから遅らせるわけにもいかず、だいぶ編集者の方にご迷惑をおかけしながらも続けています。Blogもですが、考えていることを言葉(特に文章)にするのは、とても大切です。特に雑誌であれば校正もありますし、自分の言葉を他人に評価してもらうのは良い刺激になります(あ、こういう言い回しだと、こう伝わるんだな、みたいな)。忙しいさなかにも、コラムを書く時間だけはじっくりを自分と向き合うことができました。

 で、2月号は「不整合・不均質・不確実 こんなシステムでも構わない」です。

 2009年,サブプライムローン問題を背景にした世界金融危機の影響はさらに大きくなりそうである。IT業界も例外ではない。既にプロジェクトの中止やITエンジニアの余剰などの声があちこちから聞こえている。

 経済の変動は,何かが大きく変化する契機ととらえたい。筆者が注目するのは,コスト削減と機能向上をいかに両立させるか,ということだ。エンタープライズ・システムは機能も品質も高い方がよく,それらが高いものはコストがかかって当然である―。こういう考え方がまかり通っていたが,いまこそ変えるべき時だと思う。

 もっとユーザーを見れば、システムがなすべきことは絞り込めるはずです。「よくわからないから安全策で多めに」というのはリソースサイジングから、仕様決定まで随所に表れてしまう気持ちです。これにまじめに取り組んでエコを実践していかないといけない。

利用現場の実態をきちんと把握し,このシステムがどの程度なら「不整合で,不均質で,不確実で」あって構わないかをきちんと議論する必要があるのだ。こうしたサービスレベルの適正化が,今後のエンタープライズ・システムでは重要なテーマになるだろう


 なお、特集の「10年後も通用するスキル」でも見開きをいただいて「サービス開発への移行で問題発見と段取りが変わる」を寄港させていただきました。
 

 「ITエンジニアが作るもの,それは10年後にはシステムからサービスへと変化している」―筆者はこう予測している。

<中略>これからはITエンジニアが開発する対象が変わってくる。今後重要なのは「ユーザーにサービスとしてどのような価値を提供するのか」という視点だ。この視点で優れた提案ができるITエンジニアこそ,ユーザーから支持されるようになるだろう。


 ご興味があれば、目を通していただけると幸いです。コメントなどあれば、このエントリのコメント欄などを活用ください。

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コメント (2)

ご無沙汰しております。

全くyusukeさんの仰る通りだと思います。「ないより、ある方がいい」、「他もみんなやっているから、ウチもやりたい」、「お金はないけど、銀行のオンラインシステム並みのサービスレベルを要求する」というような声が聞こえてくるのは、”勤勉、まじめ”な日本人の国民性を象徴しているような気がします。

”身の丈に合った”システムを提案して、顧客の理解を得られるようにしたいですね。

shigetaさん、ご無沙汰です。
「勤勉、まじめ」というのではなく、単なる思考停止な気がします。よく分からないから、どうでもいい、みたいな。

逆に日本人が「勤勉、まじめ」にITに取り組めば、もっと違うことになると思いますけどね。

”身の丈に合った”を、貧相にならずに、論理的に説明する方法を考えないと、ですね。

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2009年01月27日 21:46に投稿されたエントリーのページです。

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