9/5にxDevで「ずっと使い続けられるシステム基盤のあり方」というタイトルで対談を行いました(記事はこちら)。対談相手は野村総合研究所 証券基盤・運用統括部の谷口さん。ページ下に著作を紹介していますが、システム基盤のプロです。
内容は記事に譲るとして、「ずっと使い続けられる」という点について「サステナビリティ(持続可能性)」という言葉を深めてみました。サステナビリティとは「未来において健全でいられる可能性を現在において有している」ということです。大事なことが2つ。
有るべき未来から現在を見る
1つ目が思考法。サステナビリティを考えるためには「未来のあるべき姿」を想像した上で、そこから、現在を振り返り「いま、何が必要か」を想像することが必要です。これをバックキャストと呼びます。対して、現在から未来を想像することをフォアキャスト(いわゆる予測)と呼びます。
フォアキャストは未来が過去の延長であることを前提とします。バックキャストは、あるべき未来を創り出すための思考法で、環境問題などで使われています。「このままだとこうなるよね」ということでは未来は創れません。だからこそ、有るべき未来から現在を見るということが必要になります。
未来のために、今、何をすべきか?
2つ目がサステナビリティは「今」の話だということ。未来に振り返って「あ、持続的だったね」というのではサステイナブルとは言えません。前述の通り、「未来のために、今、何をすべきか?」というのが大事です。
ですが、これら2つは簡単ではありません。人は目の前の問題解決に囚われるとと予測しかできなくなる。しかも、とりあえず解決のために体か動いているから満足感が得られやすい。例えば頭痛がするからと頭痛薬を飲む。痛みを止めたように見えても、本質がストレスなら解決にならないどころか悪化させることになります。しかも、本人は頭痛薬を飲むという解決策をとっているから安心してしまう。
技術も似ています。この技術をつかえばこうなる、というのは予測。そうではなくて、あるべき現在に向かうために、この技術は役にたつのか?と考える。
谷口さんとの合意事項はシンプルで、そして深い。「使い続けられるシステム基盤」とは、未来にどうなっているべきかを考えながて、周りを見渡し、優先順をつけ、一歩一歩やっていくこと。
サステナビリティは未来の話しではありません。あるべき未来に向けて、いま何をすべきか。それをきちんと考え、行動を積み重ねることなのです。
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