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コンテンツ作成時間の奪い合いと編集者2.0

 最近、メディアの方とお話をさせていただく機会が増えたり、CGM系の話を聞く機会があり考えることが。まだ、まとまりきっていないのですが、既に起きているのはコンテンツ作成時間の奪い合いであり、その競争に勝つためには編集者2.0が必要なのだろうと。


コンテンツ作成時間を奪え
 これはCGMのコンテンツを奪い合う、ということではなくてコンシューマーがコンテンツを作成(生成)する"時間"を奪い合う戦いです。

 従来は欲望消費時間の奪い合いというのがありました。例えばガムの売上が減少している原因は携帯電話だとか。暇なときにガムを噛むのではなくて携帯を見る。テレビの視聴時間がインターネットに押されているというのは有名な話です。

 同じようにコンテンツを作成する時間も奪い合いなんだろうなぁと。ま、コンテンツの作成自体も欲望消費といえるのでしょうね。テレビとインターネットの時間が比べられていますが、テレビが視聴するだけなのにたいして、インターネットはブラウズ+作成になるわけですし。
 時間の奪い合いという観点で言えばmixiのライバルは、残業や学校生活であり、テレビやラジオであり、ディズニーランドや映画であり、睡眠や食事なわけです。


編集者力
 で、時間を奪取するために重要なのが編集"者"力だと思います。僕が思う編集者の役割というのは、1.気持ちよく書いてもらう 2.伝わるようにする 3.対価を支払う みたいな感じですかね。

 サザエさんのお隣に住むイササカ先生のところには出版社の人が来ていますが、あれがシステム化されたのがCGMにおける編集者のイメージです。もちろん依頼する相手は先生ではなくてコンシューマー全員。だから、インターネットやシステムを使う。

 でも、やるべきことは変わりません。いかに書いていただけるのかと徹底的に考えたサービス業に徹する。


1.気持ちよく書いてもらう
 まず、気持ちよく書いてもらうためにはコンテンツ作成ツールそのものの「気持ちよさ」というのがあるのだろうなぁと。エディタの専門性が高まり、よりユーザビリティに力を入れる。汎用的なBlogエディタみたいなものでマルチにエントリできるのが重要という考え方もあるかもしれませんが、アイディンティが確保されていれば、道具を使い分けることに抵抗はないのではないかと感じています。むしろ、こだわりを持って生成結果を作り上げられるようにするべきかなと。

 それから、ふと書く気にさせるようなイベントの実施や、なにかのトリガーで個人別にイベントをおこすことも大事なはずです。タイミングを作るというか、アフォードするというか。

 あと加工しやすいように書いてもらうのもポイントだと思います。コンテンツのメタ属性を明確にするのです。サーチ技術の発展で文章内の検索性も高まりましたが、メタ属性があるほうが圧倒的に優位です。いかに横断的なメタ属性をつけて溜められるのかが大事かなと(だから個人が基点のソーシャルタギングではダメ)。ま、これは完璧主義を目指すとたいへんなのでサーチやタギングとのバランスが重要なのですが。


2.伝わるようにする
 次に重要になるのが、そうして集めたコンテンツをいかに伝わるようにするのか。文章自体の校正も大事なのですが、きっとそこだけが価値ではない。
 提供手法というか、ブログのように単純に書き手ごとにブラウズするだけではダメ。思いつくのは、

 1.関連させる : コンテンツ同士を紐つけて、コンテンツ間移動を多くする。関心空間?、はてなキーワードリンク?
 2.統合する : コンテンツを1つの形態にまとめあげて提供する。書籍化?

ですかね?(なんかイマイチ)。こいつらの亜種というのはいくらでもあると思いますが。

 WebAPI化(マッシュアップ)できるようにすることも良いはずです。コンテンツの価値は読み手が決めるものでしょうから、使い方を読み手にゆだねるという点でマッシュアップは重要です。


3.対価を支払う
 CGMの事業主体としてはコンテンツでどうやってお金を得るのかが大事。コンシューマーが書くことだけで満足できるなら会員費でお金をもらってもいいですが、そうではないはずです。コンテンツがなんらかの評価をえて経済的な効果を生み、それが指標化されて帰ってくる。だから、書き手に対する対価の支払い方も重要です。
 ただし、支払い方はいろいろでしょう。現金だけでなく、地域通貨や特定通貨(図書カードとかiTuneカード)でもいいはずです。さすがに名誉(アクセス数?評価?)だけだと健全なエコシステムだとは言えない気がします。


さいごに
 インターネットによってCGMが可能になるのと同時に素人編集者も増えています(個人ブログでは本人が編集者)。でも編集ってプロの仕事。編集者を編集者2.0化(システム化?)することが、これからのテーマだと感じています。システムができることも多いでしょうし、既存のメディアや編集者の方にも手伝っていただきたいところです。
 というわけで色々やりましょう。何か思うところある方は連絡ください(w。

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2006年08月30日 13:30に投稿されたエントリーのページです。

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