« SCAをDIコンテナから考える | メイン | JAVA PRESS vol47にServiceMixの記事があります »

田坂広志氏の志

 今日は朝から「DREAMGATE 大挑戦者祭 2006」というのに行ってきました。DREAMGATEは経済産業省が後援する起業家を応援するためのプロジェクトで、大挑戦者祭はそのカンファレンスです。僕自身はこういう熱いイベントというのはちょっと苦手で(w、あまり足を運ぶことはありません。しかし基調講演が田坂広志氏となると話は別。生で話を聞いたことがなかったので楽しみにいってきました。結果は大満足でいろいろと気づかされました。

 僕が面白かったのは「情報革命の本質」と「知識社会の本質」という話。

 田坂氏曰く

「情報革命」とは、「情報通信」の革命ではない

「情報革命」とは、「情報主権」の革命

 革命とは、まさに権力の移行であり、情報の主導権が企業から顧客へと移っていると。IT革命とか、ネット革命とか技術論をいってないで「情報主権」のパワーシフトを感じなさいと。


 田坂氏曰く

「知識社会」とは、「知識」が価値を持つ社会ではない

「知識社会」とは、「知識」が価値を失っていく社会

 形式化(言語化)できる知識には価値がない。ネットですぐに得られる。それよりも人間力、共感力を鍛えなさいと。


 どちらも本当によい話です。そして、まさにWeb2.0はこのコンテキストで語れるものです。僕の言葉が至らなくてなかなかここまで簡潔には表現しきれていませんが、Web2.0の本質はまさにここにあると考えています。

 データを活用しマッシュアップしたアプリケーションは、これまでの論理では説明できないほど低コストで高機能です。なぜ、それが可能なのか?そこにはどんなパワーシフトが起きているのか?この流れの先にはなにがあるのか?

 エンタープライズの人もWeb2.0を見つめなくてはいけません。技術的にローエンドで、ただの遊びに見えるかもしれません。しかし、その本質には破壊的な影響力があります。

 整理していろんな形で伝えていけたらと思っています。


 ちなみに感動してちょっと泣きそうになったのが田坂氏が引用したイチローの言葉。年間最多安打を更新したイチローが「次の目標は?」と聞かれて答えた言葉。

 「もっと野球がうまくなりたいですね」

 ただただ、ひたすらに高みを目指し続ける。そうして自分を高めることが彼自身の報酬。だからこそイチローは成長しているのでしょう。


 起業家のイベントですから、田坂氏が最後に協調されたのが"志"。志とは

己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託する祈り

 である。僕としては、素晴らしいかどうかはわからないけど、まず自分自身がわくわくして、世の中がハッピーになると僕が信じる事をやり続けたいです。まだまだ頂は遠いようです。

 あ、あとプレゼンのテクニック自体も勉強になりました。もっと精進します…

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.arclamp.jp/mt33/mt-tracback.cgi/1550

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2006年03月11日 15:48に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「SCAをDIコンテナから考える」です。

次の投稿は「JAVA PRESS vol47にServiceMixの記事があります」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type