あけましておめでとうございます。挨拶はさておき、正月に親戚周りの間をぬって本を2冊読みました。1冊目がフリーエージェント社会の到来。前々回のエントリフリーランスのススメで紹介したものの、ちゃんと読んだことはなかったのです。2冊目がトム・ピーターズのタレント魂。けっこうトム・ピーターズが好きで、新しく出たのを購入。これはシリーズ物の第3弾ですね。
フリーエージェント社会の到来は面白かったです。400ページ近くあるのですが一気に読んでしまいました。僕がフリーランスになって感じていることが書かれています。組織に縛られない代わりに何に忠誠心をもつのか、ライフスタイルはどう変わるのか、そして教育や保障はどうなるだろうか。やはりUSでも同じように考えるのだなぁと。特に面白かったのが、フリーエージェントの労働倫理観をまとめた文章です。
遠い将来のご褒美のために一生懸命働くのは、基本的には立派なことである。けれど、仕事そのものもご褒美であっていいはずだ。いまやどの仕事も永遠に続くものではないし、大恐慌が訪れる可能性も大きい。それなら、仕事を楽しんだほうがいい。自分らしくて、質の高い仕事をする。自分の仕事に責任をもつ。なにをもって成功と考えるかは自分で決める。そして、仕事が楽しくないと感じることがあれば、いまの仕事が間違っていると考えるのだ。
これは高橋伸夫さんが言っている「次の仕事で報いる」というやつに通じます(参考:10年先にあるべき経営を自ら考えよう! - 「成果主義」も、「ITマネジメント」も他人のモノマネでは役に立たない)。高橋さんの主張は会社がそうあるべきという話ですから、会社という枠が関係ないフリーランスでは「楽しくないなら仕事が間違っている」と考えればよいと。
それからフリーエージェントになった理由、
「上司が気にくわなかったから」「社内政治に嫌気がさしたから」「家族と過ごす時間が欲しかったから」「自分らしい生き方ができないと感じたから」
これって、いわゆるネガティブな理由ってやつで、転職面接で言ってはいけないことの代表。建前上は「新しいことに挑戦したかったから」って答えます。
でも、本音の本音って前向きな理由ではないなと思いいます。新しいことがはっきりしている人なんて、そんなにいないでしょう。やりたいようにできないからやめる、というのは正しいのかなだなと感じました。
ただ、こうした理由を正当だと思うためには前提となる信念も必要です。それが書いてあるのがタレント魂の方です(タレントは"才能"という意味で使っている)。タレント魂にはフリーエージェント社会の到来が4ページにサマリされて引用されていたので、時間がない人はタレント魂を読めば両得です。
トム・ピーターズの本で僕が大好きな言葉は
最高の失敗には報酬を!凡庸な成功には罰を。
です。どんな仕事でも"すごいプロジェクト"にするために努力する。
僕が思うに「凡庸な成功」とは失敗です。意図があるなら失敗も成功のうちです。エジソンは1万個も悪い素材を発見するという成功を重ねて電球を発明したのです。
常に自分が納得できる働き方で、納得できる成果をあげる。そうであれば社員でもフリーランスでも、なんでもいいです。
「企業に勤務しているかどうかは関係ない。自分自身が"ボク株式会社"のCEOであるかのように行動すべきだろう」("べきだろう"という歪曲的な表現の本当の意味、それは、「日常の仕事は、つまり死は、風前の灯火だ」)つまりこうだ、自分の出番を取り仕切るボスは自分だと考える、そこがシティでもGEでもエリクソンでも。
言い換えよう。差をつけろ、できなければ絶滅だ。
なんだかフリーランス啓蒙サイトになってきました(w。まぁ、また技術系に戻っていくでしょう。
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