アート・リテラシー入門という本(冊子)を読みました。アート・リテラシーとは、アートを読み書きする力、主に鑑賞する力ということです。リテラシーとは、元々は読み書き能力のことですが、最近では情報リテラシーが有名でしょう。狭義にはコンピューターの操作技術であり、広義には現代にあふれる情報そのものを整理し理解する力のことです。
さて、ことアートという分野において、堂々と「アートを語る」のは気恥ずかしさを覚えざるを得ません。きっとそれは、日本の教育が皆と同じ答を得られることを是としているからでしょう。自分の解釈が他人と違っていたら、あるいは学者先生の正解と違っていたら、、、。
しかし、この本を読んで感じたことは、アートの鑑賞とは正解があるものでもなく「行動し、発見し、感じ、自分の心に起きた事を説明する」というひどく根源的な活動そのものなのだということです。大げさに言えば、世界に関心を持つこと、そして、それによって自分が何を得たのかを表現すること。それこそがアート・リテラシーの本質なのだと思うのです。
こうしたアート・リテラシーは才能だけではなくトレーニングによってそれなりの所にいける気がしています(僕が偉そうに言う事ではないですがw)。「そこに何が見える?何を感じた?」という単純な問いを繰り返し、自分の言葉で語るように促す事が必要でしょう。そうして言葉にならないものをどうにかして表現するというコツがつかめれば、それが正しい(そもそも、そんなものないですけど)かどうかなんて関係なく、立派にリテラシーがあると言えるのでしょう。
システム開発にアート・リテラシーが必要か?と言われればYESと答えたいと思います。システム開発とは、ビジネスを解釈し自分のコードで表現することだと考えられなくもないかなと。ITアーキテクトの面白さを問われれば、実体のないビジネスを解釈し表現するところであると思うのです。ま、そんなにかっこ良くいけるものでもないですが(w。
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