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不安症のチャレンジャー

先週は、風邪にやられ、ブログの更新も滞ってしまった。おかげで、ほぼ何もしない1週間を過ごすことができた。さて、最近、仕事関連では書くことがないので、堀江さんのことでも書こうかと思う。

ご存知の通り、ライブドアがニッポン放送株を38%取得した。そのため、堀江氏が多くのイロモノでない番組にも出演し、結果として識者と言われる人たちと、生放送で意見を交わすことが多くなっている。そこで感じたのだが、やはり堀江さん、いいねぇということ。ウラオモテがないし、なによりも正直である。ただ、あれが、むつかつくんだろうなぁと。

1970-80年生まれというのは、インターネットを学生時代に経験したインターネット世代である。堀江さんは、その中の代表格だ。僕も1975年で、まさにこの世代。他にも、はてな、GREE、シックスアパートと、この世代の人物があいついで転職したことは記憶に新しいだろう。僕らにしてみれば、好き嫌いはあれど、堀江さんの言動・行動の正しさは、素直に認められるところではないだろうか。

辰巳さんの「ライブドア堀江氏は「恐るべき子ども」と形容するのがふさわしい」では、的確に指摘している。

その新しい日本人像とは、どういうものか。 <中略> 根回しをしない、目標意識がない、序列意識がない、ゲーム感覚、ストック型ではなくフロー型。つけくわえれば嘘がない、素直(と見受けられる)、無愛想。これらの要素の反対を考えれば、いままでの「日本型」行動規範を羅列することになる。根回し、目標達成、年功序列、仕事の神聖視、ストック型、建前主義、ジャパニーズスマイル。

ま、目標意識がないといわれるとカチンとくるが、常に同じ目標に向かっていないという点では正しいだろう。状況に応じて、柔軟に戦略を変えているだけで、その時点での目標が達成されるかどうかは、価値の基準ではない。

フジテレビの日枝会長が「僕と彼とでは人生観が違うようだ。相手の会社とやり取りするというのは、株を取得することだけではないだろう(意訳)」と言われていたが、これは、ずるい。堀江さんが言うように「文句があるなら株を公開するな」である。ルールを守れと、あれだけ教育してきたほうが、いざルールを利用されると、ルールに書かれていないことも意識せよと。それが、矛盾でなくて、なんだというのだろうか。

僕は、現在は特定の会社に所属することなく仕事をしている。おかげさまで、困らない程度に仕事の予定もある。が、親には、どうも不安定でしょうがないらしい。母親には会うたびに心配されてしまう。しかし、では、なにが安定的というのだろうか。山一證券、三菱自動車、大阪市役所など、安定の代表といわれた企業たちは、世間の批判にさらされ、疲弊している。年金も出るか分からず、企業も信用ならない。この状況で、なにを持って安定というべきなのだろうか?

僕らにとってみれば、自分の価値を考え、それに正直に生きるというというのが、もっとも安定した生き方である。その結果が、企業を渡り歩くことだろうが、あるいは、どこにも勤めなかろうが、どうでもよい。価値の基準は、自分の中にしかない。誰かに頼っていては安心できない。

堀江さんの論理もそうだ。800億円を転換社債で手に入れたわけだから、それこそ借金である。しかし、ニッポン放送株を、ここまで買ってしまえば、損をすることはない。非常に、安全で手堅い方法である。なにも、賭けをしたわけではない。

僕らは、不安で常におびえている。賭け事は嫌いだ。

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2005年02月15日 20:00に投稿されたエントリーのページです。

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