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Podcastingによるアフィリエイトの可能性

Podcast
周りの人がiPodderとしてPodcastingを開始することが多くなった(Podcationgについては、Podcastingが熱い!)。文字だけでなく、音というメディアが開放されるに至ったのは、iPodという比較的オープンな媒体があったからだろう。
現在は、録音用マイク以外にも、録音、編集、mp3変換するツールなどが必要なので、一部のアーリーアドプターが楽しんでいるということだろう。今後、こうした煩雑な作業をまとめたPodcasting用便利ツールが普及すれば、アーリーマジョリティに広がる布石となるだろう。


Podcastによるアフィリエイトの良さ
Podcasting論はこのくらいにして、本題に入ってみる。僕がこのPodcastingで考えたのは、Webサイトでのアフィリエイトがあるように、Podcastingでのアフィリエイトが可能かということだ(アフィリエイトの用語解説)。

アフィリエイトも、すっかり市民権を得た感があり、アフィリエイトで儲けよう的な本も多数見受けられ、実践して撃沈するサイトも多いみたいだ。となると、Podcastingにアフィリエイトが導入されるが、アフィリエイトが広まる1つの要因となるだろう。

ところで、大前提となることなので書いておくが、アフィリエイトプログラムのよさは、その価値が、広告主だけでなく、プログラムに参加している人にも置かれている点だ。自分がよいと思ったものを他人に勧めるだけでなく、それによる購入が行われ、しかも、お金が得られるというのは、かなりの満足感だ。ただし、「自分がよいと思ったものを他人に勧める」というのが基本スタンスであるべきで、他人の書評を1つのサイトにまとめて商売したりするのは邪道である。

こうしたアフィリエイトは、現在ではWebページで行われている。そのため、文字情報だけに限られる。音声や画像、動画をつけている場合もあるだろうが、敷居は高い。しかし、それをPodcastの世界で行うことが可能になれば、さらにおすすめの力を広げることができる。

ちなみに、Appleでは、2004年9月1日にiTunesにおけるアフィリエイトプログラムを発表している。FAQによると、iTunes Affiliateの登録申請し、承認されればLinkShareのツールを使いアフィリエイト用のリンクが作成可能になる。それをWebサイトに貼り付け、そのリンク経由でダウンロード購入されれば、5%が支払われる。日本から試している方もいて、BananaBlogさんのiTunes アフィリエイトプログラムを試してみる (その2)に、実際のリンクがはられている。クリックすると、iTunesが起動し、 Music Storeのアルバムが表示される。日本のiTunes Music Storeが開始されれば、同じようなプログラムが提供されることになるだろう。


Podcastingによる広告プログラムの現在
実は、Podcastingのための広告プログラムは存在する。PodcastAdsは、

Joining the PodcastAds network is EASY.

1. Sign up for a free account.
2. Select advertisement[s] to include in your next podcast.
3. Download creative and record the advertisement[s] into your podcast.
4. Publish your podcast
5. Get paid.

というもので、広告主の音声広告と、自分のPodcastに含めて配信すると、広告料が取得できるというものだ。実際にどれほど使われているのか未知数だが、音声による広告モデルは、すでに模索されている。


Podcastingアフィリエイトの問題点
しかし、こうしたPodcasting広告における最大の難点は、明確なクリック(広告を読んだ)ということが技術的に把握できないことだ。Webバナーの広告モデルをみても、クリック保証が定番となっており、公開回数による課金は使われていない。これは、広告の投資対効果という点から考えれば当たり前のことである。この問題は、アフィリエイトプログラムにしたときにも同じことだ。"このPodcast"を聞いて買ったということが分からないと、アフィリエイトの意味がない。

というわけで、このエントリも尻すぼみになってしまうわけだ。しかし、それでは、いくらなんでもなので可能性を考えてみたい。


iTunes上では、実は現実的
まず、現状ではiPodに持っていってしまうとどうしようもない。そこで、iTunes上での仕組みを考える。先日のエントリAppleScriptでiTunesにもあるように、iTunesはAPIが公開されている。そのAPIは多岐にわたり、演奏中の曲を指定した秒数に飛ばしたり、逆に秒数を取得することができる。
ということは、楽曲の補足情報として、アフィリエイトする商品と、お勧めしている秒数が取得できれば、iTunesとは別画面にはなるが、アフィリエイトリンク付きの情報を表示することが可能になる。

話を整理しよう。


  1. まず、Podcastをする側は、PodcastのRSSの中に、アフィリエイトしたい商品の商品コードと表示する期間の秒数を書いておく。これは、とりあえずdescriptionタグにでも書いておけばよい

  2. 次に、Podcast用のツールは、取得したRSSから、mp3を取り込みiTunesに突っ込む。その際に、コメント欄にセクション情報とアフィリエイト情報を書き込んでおく

  3. 一方、Podcastナビゲーター(仮名)なるアプリケーションを立ち上げる。そのアプリケーションでは、プレイ中のトラックの情報を読み取り、コメント欄からアフィリエイト情報を取得する

  4. あとは、現在の秒数にあわせた商品へのリンクを表示するだけだ。画像などが欲しければ、AWS(Amazon Web Services)を利用すればよい(プロキシになるサーバが必要な気がするけど)

こう考えてみると、かなり現実なことが分かる。こんなに現実的だと、世の中で誰かやっていないのかと思ってしまうのだが、僕のGoogle力ではみつからなかった。
なお、トラック内のセクションの指定も可能だろうから、プログラムを公開して、該当の話までスキップすることも可能だろう。また、APIでアートワークもいじれるはずなので、アートワークを次々に表示することも可能ではないだろうか。今度は、Cocoaで挑戦か!?


まとめ
Podcastingは、リッチな仕掛けとして面白いが、やはり大きく羽ばたくものではないように思う。もちろん、Googleの対象にもならないし、一覧性がないためブラウズする効率が悪い。とはいえ、エンターテイメント度は高いわけで、今後、注目される分野であることは間違いない。僕のPodcastingデビューは、いつになるだろうか?

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コメント (2)

ajishio_taro:

Podcastingによるアフィリエイトの実現法ですけど・・・
1~4の実現方法では困難がつきまとうのでないかと。
まず第一に、配信するデータを作る方にもスキルを要求されるし、(それ用のアプリ開発が必要?)iPoderなどのツールもアフィリエイト用のタグに対応させる必要があるし、何より、ナビゲータなるアプリケーションが横で立ち上がって、ポップアップウィンドウ広告よろしく商品リンクWebウィンドウが立ち上がるのでは、肝心のユーザがウザくてしょうがないのではないかと。

アイディアは光って見えるので、もう少しブラッシュアップすればいけそうですが、結局iTunes自体がPodcastingアフィリエイトに対応しないとユーザビリティの点で使い物にならないかもしれないですねぇ・・・。

arclamp.jpのyusukeです。ajishio_taroさん、コメントありがとうございます。確かに、おっしゃるとおりですね。感覚的には、デジタル放送のように、ラジオを聞きながら、横に情報パネルが提供されている感じなんですが、情報と広告は、紙一重ですからね。難しいところです。
これからもよろしくお願いします。

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2005年01月25日 02:48に投稿されたエントリーのページです。

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