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津軽塗り

津軽塗りを作っている牧門堂店主、牧野浩子さんの個展に行ってきた。

津軽塗りとは
津軽塗りは、その名の通り青森県弘前を中心に、津軽地方で作られてきた漆器だ。

例えば、こちらは七子塗り(七七子塗り、ななこ塗り)。これは、色を塗った上に菜種をばら撒き、乾いたら菜種を落とす。するとクレーターのように菜種の跡が残る。その上に、また漆を重ねて塗り、それが乾いたら研ぐことでクレーターの一部を表に出す。すると、このようにつぶつぶがたくさんついた器が出来上がる。[クリックで拡大します]

このように、津軽塗りでは、「研ぎ」がポイントになっている。有名なのは、唐塗りだろう。こちらは、うまい具合に模様が出るように何十にも塗りを施し(仕掛けと呼ばれるらしい)、最後に研いで模様を見せる。赤や黒が多い中で、この色は新しい色使いだと思うが、いい具合にはまっている。tsugaru_karanuri.jpg

tsugaru_nuri.jpgぼくが、一番気に入ってしまったのは、この作品。もしかしたら津軽塗りらしい作品ではないのかもしれないが、色使いがかわいい。


伝統文化に触れる
牧野さんとはふとしたきっかけで知り合ったのだが、そんなに年の変わらない人が、こうやって伝統文化を受け継いでいる姿を見ると尊敬してしまう。なんといっても、物を作れるということはすばらしい。
しかも、津軽塗りは、日本の文化であり、そこに日本人として無条件に感銘を受ける。僕自身が日本で育つ中で、自然に触れてきた文化の究極の形として、畏敬の念を感じつつも、自然に受け入れることができる。ヨーロッパの文化に触れるときの感動とは、また別のものだ。
ただ、伝統や道は、時として意味のない「権威」になってしまうことがある。それが逆に日本人に伝統離れをおこさせている。だからこそ、牧野さんのような若い才能が、純粋にその美しさを伝えてくれるのは、すばらしいことだろう。
牧野さんは、アクセサリーも作成しており、今までにない津軽塗りも試している。今後も幅広く活動されるそうなので、興味がある方はぜひ見て欲しい。

今後の予定:
2004年2月 新宿伊勢丹 1F
2004年3月5日-6日 「ちょい、あそび展」東京国際フォーラム

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コメント (3)

佐藤 俊和:

素敵な作品ですね。
最近津軽塗りに興味を覚え、座卓を購入しました
がキズがこわくて硝子を載せようかと思っています。
ガラス購入、注意点などありましたらお願いします。

コメントありがとうございます。すんません、エントリしておきながら、そういうのはまったくわかりません...。津軽塗りは、漆器の中では丈夫なほうだそうで、牧野さんも使って欲しいといっていましたが、使いこなせる自信もなく、購入にはいたっていません。座卓ですか!いいですねぇ。きっと居間が引き締まるでしょうね。

ビギン:

とても色使いが良い作品ですね。

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2003年12月22日 23:44に投稿されたエントリーのページです。

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